宙わたる教室のキャストや相関は?モデルとなった方は実在?理由を考察

ドラマ

宙わたる教室のキャスト 藤竹叶(ふじたけかなえ)役 窪田正孝さん

窪田正孝さん演じる藤竹は
定時制高校に理科教師として
赴任します。

本来の受け持ち教科ではない
数学の授業も兼任することに。

そこで、1話でメインとなる
柳田岳人の行動に目が留まります

理科系出身の先生らしく、
基本的には理詰めで
理解していこうとする
タイプのように思われます

しかし、理詰めといっても、
色々ありそうです。

世の中、理詰めタイプの性格は
どちらかというと、
煙たがられたり、
敬遠されがちだど感じることがあります。

なぜだろうと考えるに、
理詰めは理詰めでも、
その場で見えたところのみ
理詰めで理解しようとする
傾向があるのではないか

目に見えたものを分析したり、
理解しようとすることは、
多くの人にとって、
半ば反射的に行われる
行為ではないかと思うのです。

でも、そこでは、
なぜそれが起こったのか、
なぜ、そういう行動となったのか、
その原因が深く追及されることは
まれなのかもしれません。

本来は、原因があっての結果。
学問の中では、原因を確認して、
結果を予想しようとすることは
当たり前になされていると思います

それが、実生活で自分が体験することとなると
どうも話が別になっているように思うのです

窪田さん演じる藤竹は、
もしかするとそんな人として
こうあるべきではないのか?
そういう部分をいくつも持ち合わせている
そんな人物のように思います。

そんな藤竹は、科学に純粋に興味をもち、
教育者である前に、
ひとりの科学を愛するものとして、
その楽しみを、自分の周りの人にも
教えてあげたい

そんな思いは、伝わりますよね。
人は、自分が好きなものを
自分の好きな人に教えて、勧めて、
共有したい。

誰でもがそんな一面を
持っているのではないかと思うのです
でも、職場においては、
なかなかそうはならない。

何故だろうと考えるに、
つまり、周りの人のことを、
基本の部分から知ろうとしていない
せいではないかと思うのです。

家族や友人に対しては、
まだ比較的、そういう思いで
接していることも多いのかもしれません

だからそこでは、
楽しみの共有というものが起こる
でも、職場においては、
そういった気持が希薄になってしまっているのかもしれません

藤竹は、原因を理解しようとする。
そうされる相手も、望んでいるのは、
実はそこまでで、その先やりがちな、
指導、お説教などは微塵も望んでいないのです。

藤竹先生は、知ってか知らずか、
生徒への接し方は、
原因を理解するところまででとどまり、
決して指導をしようとはしない。

でも、人として、
自分が感じている楽しいことは、
一生懸命に伝えようとする。

伝え方だって、
決して押し付けない。
自分がそうであったように、
自分の手足を動かすことで、
自分で見つける喜びを感じてもらう。

生徒だって、
押し付けられる知識よりも、
自分で見つける喜びを求めていた。

久保田さんは、
そんな人として本来当たり前のことを、
今あたりまえでなくなってしまった世の中で、
見事に思い出し、感じ、演技につなげられたのではないかと
思うのです。

宙わたる教室のキャスト 柳田岳人(やなぎだたけと)役 小林虎之介さん

小林虎之助さん演じる柳田岳人
小林さんが現場に入る前に言われたこと

「捨てられた野良犬のように」演じるよう
アドバイスをうけられたようです。

捨てられて野良犬と聴いてしまうと、
飼い主に捨てられたという感じが
してしまうのですが、
ここでのアドバイスはそうではなかったのだと思います

設定では、家庭は
特に貧しかったり、環境がひどかったり
そういう設定ではなさそうです。

ただ、家族の中にも
自分の苦しみを理解してくれない人がいた

岳人は、文字を読むことが難しかったのです。
文字をよもうとしても、順序良く
文字を目で追い続けることができない。

小学生になると、
教室で、順番に先生に指名されて、
本を音読させられることがあります。

今でもあるのでしょうね。

でも、そういったことが、
とても苦痛に感じられる人もいるということが、
今の時代にはどうなのでしょう、
だいぶ認知されてきているのでしょうか。

岳人は、どちらかといえば、
内向的なタイプとしての設定。
でも、まわりに理解者がいないと、
その場の居場所を失ってしまうのです

居場所を失った岳人を
「捨てられた野良犬」という表現で、
演じてもらおうとしたのだと思います

怯えた野良犬ならば、
その先に自ら光を見出すことは
難しいでしょう。

でも、岳人は
野良犬ではないのです。
だから、自らの意志で、
再び光をみようとしました。

そして、その活路とすべく、
定時制高校への道を
選んだと思うのです。

もちろん、いろんな思いが交錯します。
単に高卒の資格が必要と思っただけだとか

でも、それだけではなかったことが、
ドラマの中に描かれるのだと思います

そういった自分の意志と、
自分の喜びを分かち合おうとする
藤竹先生の想いがかさなり、
そんな二人の間に光がはっせいすることに
なります。

宙わたる教室のキャスト 名取佳純(なとりかすみ)役 伊東蒼さん

伊藤蒼さん演じる名取佳純
彼女は障害のために、
保健室登校を続けています。

ドラマでの設定となっている
障害について少しだけ
調べてみました。

色々なご意見が見えたのですが、
周りの方の対処としては、
ストレスをかけない、
いや、逆に、そういったことへの
耐性をつけれるようにサポートすべきとか

色々なご意見が出ています

藤竹先生は、
どういった対応をとられたのでしょう

ここからは、
私の推測だけです。

この障害について、
いろいろ言われるストレスの扱い方

藤竹先生は、
きっと、結果的には、
ストレスに対する耐性を高め
同時にストレスをかけない配慮

一見矛盾するような両者を
同時にかなえてしまうのでは
無いかなと思うのです。

ストレスへの耐性、
言葉を変えると、
ストレスを感じない状況、
或いは、ストレスを感じる時間を
1分でも1秒でも短くする

そのために、
科学の魅力を伝えていったのではないかと
思うのです。

それにのめりこんでいる間、
ストレスから解放されることは
誰でもが知っていることです

耐性を高めるというのは、
ストレスのかかる出来事に
向き合うのではなく、
別の方向を見る習慣をつける

そういったことではないかなと
個人的にはおもったりしました。

宙わたる教室のキャスト 越川アンジェラ(こしかわ)役 ガウさん

ガウさん演じる越川アンジェラ
40歳を過ぎて、夫と娘の後押し受けて、
定時制高校に入学することに。

2年生になって、勉強についていけず、
諦めかけたところ、藤竹に科学部へと誘われるが、
その直後に学校で事件を起こすと予告にあります

それ以外の情報がまだ確認できず、
ここからは推測でのお話になります。

外国の方が40歳を過ぎて、
高校へ通うことを決意される理由と考えても、
これは無数に考えられ、
とても推測が及ぶものではありません。

ただ、外国の方に限らず、
当初の意気込みにもかかわらず、
2年目には、ついていくことができず、
断念しようかと思い悩むことは、
ほとんどの方が経験したことのある状況ではないでしょうか

私自身、高校生活はまさにそうでした。
2年目で、全くついていけてないという自覚をもち、
もうそうなると、自力では立て直せない
そんな状況になることはよく理解できます

結局、私は、状況がかわって
逆に一念発起でき、1年遅れて
大学へ進むこととなりました。

あの時を思い返せば、
状況の変化がなければ、
大学へはいつまでたっても行けずじまい..
望んだわけではなかった状況変化に
助けられました。

あの時は、両親がやっていたお店が倒産、
そして、受験失敗直後の私は、
収入を得ながら翌年の受験を目指すため、
新聞を配るために大阪にでることになります

状況が一変したおかげで、
勉強についていけなくなったという状況など、
どうでもよいくらいに思え、
一気にストレスから解放されたのを覚えています

ストレスから解放されると、
不思議と力が湧いてきます。
英語の不出来のために、高校卒業危ぶまれた
わずか数カ月後、模擬試験では
全国10位あたりにランクされるほどに
跳ね上がります。

私にとっては、ほんとにわかりやすい
奇跡のような出来事が、
あの1年、環境の変化をきっかけに生まれました。

あの時は、場所の変化も起こりましたが、
今思えば、場所の変化は特には必要はなかった

必要だったのは、目の前の
重く立ちふさがる壁は、
見なければ、存在していないのも同じ。

私の場合には、そうと気づかせてくれたのは、
教師ではなく、家の環境だったわけです。

このドラマでは、
目の前に立ち肌から問題を直視し続けることを
やめるきっかけを、藤竹が与えてくれている
そんな気がしました。

キャスト各人物のモデルとなる人は実在したのか考察

色々調べてみた結果、
登場人物はフィクションであると
判断しました。

もちろんオフィシャルで
発表されているように、
モデルとなる出来事は存在しています。

定時制高校の科学部での実験が
二本地球惑星科学連合大会
高校生の部で優秀賞を受賞

その後、その実績は
「はやぶさ2」の基礎実験に
参画するという状況に発展します

このドラマは、そこに着想を得て、
作成されたフィクションということですので、
登場人物はもフィクションと推察します。

最近発表された、
ドラマ制作者の方々の
コメントでは以下のようなことが
語られます。

今現在の定時制高校には
今の現役高校生の世代の方で、
様々な事情で全日制に行けなかった方が、
真剣に学びを求めている場になっていると

また、研究発表の場で出会う
高校生の熱量は相当なものであると

わずか10年ほどの間にも、
私たちが置かれている環境は
激変しているように感じます。

先行きに希望をもてなくなっている
若い世代..そんな風に言われることもあります

でもそんな彼らも、
それを上の世代のせいにせず、
生きがいをもとめて、
強く歩みを進めている方々も
たくさんいるんだと。

人物はフィクションとしながらも、
人々が希望を持って歩み続けようとするさまを
リアルに描いたドラマになっていると思います。

因みに、このドラマの作者
伊与原新さんにドラマ作成の着想を
与えたといわれる出来事で
実際に先生として活躍されていた方は3人いらっしゃいます。

このお三方と生徒たちが
実際に行った奮闘の結果が、
多くの人々を感動させるドラマを生み出す
元となったのは事実です。

そこに生み出されていた、
学びと人とのかかわりあいに関するドラマ、
そしてその奇跡が、誰もに伝わりやすいよう、
フィクションの形をとって世に発表されたものと思います。

宙わたる教室のキャストや相関は?モデルとなった方は実在?理由を考察のまとめ

  • 宙わたる教室のキャスト久保田正孝さん演じる藤竹叶(ふじたけかなえ)は、定時制高校に赴任してきた理科の教師。そこに通う生徒に、学ぶことの真の面白さを伝え、それぞれの青春を輝くものに導く人物
  • 宙わたる教室のキャスト小林虎之助さん演じる柳田岳人(やなぎだたけと)は、文章を読むことに難があり、次第に行き場を失った人物。自力で光をみようとする意志と、藤竹のサポートで、再び輝きを取り戻す
  • 宙わたる教室のキャスト伊東蒼さん演じる名取佳純(なとりかすみ)は、保健室で過ごす時間も多かったが、おそらく、藤竹から誘いを受けた科学部への参加などを通して、ストレスから解放される時間も減り、青春が謳歌することになるのではと推測します
  • キャスト各人物のモデルとなる人は実在しておらず、作者が原作を執筆するに至る着想を与える出来事は存在していたと推察します。作者は、そこに多くの青春の輝きを感じ取り、それを、誰にでも一番伝わりやすい形をもって世に伝えようとしたのではないかと思います

今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます

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