こんにちはMakoです。
ポスティングシステム下でも佐々木朗希投手の夢を叶えようと協力の姿勢を示したロッテという会社はいったいどんな会社なんだろうと、素朴に疑問を感じた人も多いのではないでしょうか?
損失とは呼びませんが、メジャー挑戦を2年待った場合との金的違いは、それこそ桁違いといわれます。一個人の夢のためにそれほどの金額をみなかったことにできる会社というのは、そう多くはないのではないでしょうか?
この記事は次のような人におすすめ!
- ポスティングシステムとは何か知りたい方
- 移籍金や譲渡金とは何か知りたい方
- 佐々木朗希投手の夢を叶えようとするロッテとはどういう会社なのか知りたい方
本日、ロッテ球団本部長の説明に関する記事がSNSを通じて報じられています。その内容に基づいて、一部移籍に伴う金銭関連の基本ルールと企業としてのロッテに対する感想を述べてみたいと思います。
この記事では、野球にあまり詳しくない方にも、野球にかかわる企業がどういった会社なのかなど、わかりやすくお伝えしようと思います
それでは、どうぞ!
ポスティングシステム、譲渡金、25歳ルールとは
ポスティングシステムとは
ポスティングシステムとは海外に選手の意志で大リーグ移籍できる海外FA件を取得する前に、大リーグへ移籍することを可能にするシステムです。
日本の選手が海外へ行くための権利、海外FA権を取得するためには、145日以上の1軍登録が9シーズン必要なんだって。FA権取得って、それ自体ハードルとても高いのね
そうだね。言葉はよく聞くので当たり前の事かと思っていたけど、それは報道になる対象選手が、皆国内の一流選手ばかりだからのようだね
譲渡金とは
譲渡金とは、メジャー移籍の選手契約が整った後、メジャーリーグの該当球団から、その選手が所属する球団に対して支払われるお金です。
2024年11月9日現在報じられているところによると、今回の移籍が整った場合、2億6600万円くらいになるのではないかとよそくされているね。現在23歳の佐々木選手はあるルールによって、このくらいの金額になるんだそうです。
あるルール? よく聞く25歳ルールの事?
因みに、25歳でドジャースへの移籍を果たした山本由伸投手の場合には、462億円ほどがオリックスに支払われたといわれているわね。
25歳ルールとは
これはMLB側のルールで、25歳未満の海外選手獲得に際しては、契約金や契約内容に制限をかけるというものです。このルールでは25歳未満の選手はマイナー契約しか結ぶことができないというものです。
マイナーリーグでは選手間の熾烈な競争に加えて、環境的な試練も待ち受けていそうだね
2014年の記事ですが、当時のマイナーリーグを経験した日本の超一流選手のコメントがこんな風に記載されています。
08年からカブスでプレーした福留選手がマイナー落ちしたときのことを振り返ったコメントです
「バスで平気で5、6時間の移動をする。その途中で休憩は1回だけ。普通の観光バスが2台はあったけど、シートのリクライニングも少しだけだった。腰が悪い年上の選手は床にマットを引いて、寝ていた。ほかの選手はそれをまたいでトイレに行ったりね。朝4時起きで飛行機移動もあった。自分でホテルを取って泊まる時は、若い選手なんかは2人で1部屋を取って泊まっていたね」
引用元:デイリー
https://www.daily.co.jp/opinion-d/2014/01/07/0006620290.shtml
同年同じくヤンキースでマイナー契約となった井川選手はこんな風に語られたようです
「2Aでは視野が広がった。僕が日本しか知らなかったのもあるけど、マイナーではハンバーガーがあればいい方だった」
引用元:デイリー
https://www.daily.co.jp/opinion-d/2014/01/07/0006620290.shtml
千葉ロッテマリーンズに佐々木投手がもたらしたもの
千葉ロッテマリーンズに佐々木朗希投手がもたらしたもの
佐々木朗希投手は、日本屈指の投手として、チームの勝利や観客動員に相当なプラス効果をもたらしました。それを失うことになるのですから、計り知れない損失といっても差支えはないでしょう。
しかし、これは、佐々木朗希投手の個人的姿勢によってもたらされていた利益とも言えそうです。
どういうこと?
プロ野球選手は、入団から日が浅い場合にはCMなど、選手活動に影響が出るような活動を控えることもあるそうだよ。大谷選手などは、日本で入団後にはCM等には出なかったと伝えられてるね
確かに、一分を争ってしのぎを削るスポーツ界で、それ以外の活動は大変よね
だから、ロッテは佐々木投手の会社に貢献しようとする姿勢に大いに感謝していたと伝えられているね
仮に移籍を2年待って、山本由伸投手が契約した内容と同額程度が期待できたとすると、460億円程度がみこまれたのかもしれません。
これを受け入れることができる千葉ロッテマリーンズとはいったいどんな会社なのでしょうか?
千葉ロッテマリーンズという会社
佐々木投手、入団当初から、球団とは将来のメジャー移籍について話し合っていたそうです。
今回の佐々木朗希投手、大リーグ移籍のためのポスティングシステム申請方針を明かしたロッテはそのいきさつをはなしてくださったようだね
とにかく印象的だったのは、5年間、佐々木朗希投手とずっと話つづけてきて、彼の意向を本当によく理解、受け入れていたことね
そうなんだよ。その潔さに感服するよね。一企業人としては、信じられない対応だね。2年後に見えていた400億円の案件を、手放す決断をする人って、大変だと思う。想像もつかないね
比較するような数字ではないけど、今現在の千葉ロッテマリーンズ、総資産額は70億くらいとインターネット上には記されているわね。
千葉ロッテマリーンズ、いまでは、12球団の中でもよい方に分類されているように思われます。しかしそれも、2014年以降の改革で、営業的に黒字転換しているのは2018年以降(コロナ渦除く)。まだまだ安心できるほどの年数は経過していないと思うのです。
それでも、改革的アクションの実行や今回のような決断ができる背景にはなにがあるのかな?
やはり、2014年以降の会社トップの考え方によるところが大きいのは否定できないと思うね。
いくら現場に優秀な人がいたとしても、トップの意向次第で、それが生かしきれない状況はたくさんあると思うね。それに、今回のような決断は、会社のトップの意向を無視して行うことはできないからね
黒字転換を図ったときの、会社の意識改革は明確で有名ね。とにかくファンのことを考えて対応した結果ね。
ファンだけじゃないよね。その意識に至った会社というのは、たいてい“利他”という考えで動いているよね。誰かのために動く人の集まりになってるということだね。
今回の佐々木朗希投手の移籍は、まさに利他の結晶ね
そうだね。ロッテの意向の前に、佐々木朗希投手が想う”利他”があったのは確実だ。入団後間もなくから、ロッテのためにCMにでたりだとか、まさに利他で動いてきた
お互いに認め合ってきた結果ね。すばらしい。
25歳ルール下でも佐々木朗希投手のメジャー挑戦を容認するロッテとはどんな会社?のまとめ
- ポスティングシステム、譲渡金、25歳ルールとは日本のプロ野球選手がメジャーリーグに移籍しようとしたときに課せられるルールや発生する金銭のことです。
- 千葉ロッテマリーンズに佐々木投手がもたらしたものには選手としてのチームへの貢献のほか、CM出演など、グループ利益のための貢献が大きいといわれます
- 千葉ロッテマリーンズという会社は利他で判断し行動できる会社なのだと思います
今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます
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