こんにちは。Makoです。
9月13日は、つい先ほど速報が流れたテイラー・スウィフトさん、2024年MTV Video Music Awards受賞の知らせからのご案内です。
MTVとは何?
MTVとは、1981年8月1日に開局したアメリカのケーブルチャンネルなんだそうです。
1981年といいますと、おそらくその当時では、日本ではまだケーブルテレビってなんだ??と言っていたような時期ではないかと思います。
今からさかのぼること25年ほど前に、NHKがアメリカ発祥のケーブルテレビ50年の歴史を振り返りつつ、今後を見通すレポートを行っていました。
ケーブルテレビ自体は、MTVというチャンネルができる30年ほども前からアメリカでは始まっていたようです。
そして考察が行われていた2000年直前頃の状況においても、全ケーブルテレビにおける音楽ジャンルに特化したチャンネルの需要見込みはあまり高くなく、現在ほどの需要を見込んだ人はあまり多くなかったのではないかと推測しています。
そんなどちらかといえば、需要が少なかったころ、1980年代から20年以上もかけてその市場を拡大してきたMTVに先見の明があったのか、それとも、音楽という物自体に、人の想像を超える力があったのか。
おそらくその両方だったのだろうと思うのですが、MTVはそのようなかつては数あるケーブルテレビ、プライムタイムにはほとんどが教養番組かドラマで占められていた時期を生き抜き、現在の華々しい市場にまで成長させてきた立役者ともいえるのかもしれません。
MTVが贈る年間最優秀ビデオ賞とはどんな賞?
そんなMTVが贈るMTV VMA (Video Music Awards)とはいったいどんな賞なのでしょうか。
全米最大規模の音楽授賞式と記されています。
1984年に初開催とありますから、おそらく当時は、今ほどの権威性は認められていなかったのかもしれません。
まだアメリカのケーブルテレビ業界においては、圧倒的にドラマ、教養番組等が幅を利かせていた時代のようです。
もしかすると、そういった地道な権威付けというのも、生き残りと発展をかけた戦略であったのかもしれません。
しかし、そんな予想をしながらも、当時のノミネートアーティストの名前を見ると、1981年に始まったばかりのケーブルテレビ局が集めることができる面々だろうかと、自分の推測の不確かさを疑うような名前が飛び出してきます。
1984年初回ノミネートはハービーハンコック、マイケルジャクソン、シンディー・ローパー、ポリス。そしてその年の年間最優秀ビデオ賞はカーズ “You Might Think”が他の名だたるアーティストを抑えての受賞です。
私個人的には、マイケルジャクソンほどの知名度で認識できていなかったのですが、確かに、それほど洋楽を聞いていなかった私でも、そのYou Might Thinkが頻繁に耳に入ってきていた曲であることは覚えています。
過去の年間最優秀ビデオ賞受賞者
その後の歴代受賞者も、納得の有名アーティストばかりで、それはもちろん、年を追うごとにその賞の権威付けを恐ろしいほどの速さで進めていくことになったのではないかと思います。
- 1985年 ドン・ヘンリー
- 1986年 ダイアー・ストレイツ
- 1987年 ピーター・ガブリエル
- 1988年 INXS
- 1989年 ニール・ヤング
- 1990年 シネイド・オコナー
- 1991年 R.E.M
- 1992年 ヴァン・ヘイレン
- 1993年 パール・ジャム
- 1994年 エアロスミス
- 1995年 TLC
- 1996年 スマッシング・パンプキンズ
- 1997年 ジャミロクワイ
- 1998年 マドンナ
- 1999年 ローリン・ヒル
- 2000年 エミネム
- 2001年 クリスティーナ・アギレラ、リル・キム、マイア&ピンク
- 2002年 エミネム
- 2003年 ミッシー・エリオット
- 2004年 アウトキャスト
- 2005年 グリーン・デイ
- 2006年 パニック!アット・ザ・ディスコ
- 2007年 リアーナ(featuring ジェイ・Z)
- 2008年 ブリトニー・スピアーズ
- 2009年 ビヨンセ
- 2010年 レディー・ガガ
- 2011年 ケイティ・ベリー
- 2012年 リアーナ (featuring カルヴィン・ハリス)
- 2013年 ジャスティン・ティンバーレイク
- 2014年 マイリー・サイラス
- 2015年 テイラー・スイフト (featuring ケンドリック・ラマー)バッド・ブラッド
- 2016年 ビヨンセ
- 2017年 ケンドリック・ラマー
- 2018年 カミラ・カベロ (featuring ヤング・サグ)
- 2019年 テイラー・スウィフト
- 2020年 ザ・ウィークエンド
- 2021年 リル・ナズ・X
- 2022年 テイラース・スウィフト
- 2023年 テイラー・スウィフト
- 2024年 テイラー・スウィフト
見ていただいての通り、過去複数回受賞者というのは極めて少なく、今のテイラー・スウィフトの活躍がいかにすさまじいものか、歴代の受賞者をみると一目瞭然かとおもいます。
このMTV 年間最優秀受賞者というのは、その年のトレンドや音楽シーンを象徴するミュージックビデオに贈られる賞とされていますから、流行の波が恐ろしく速い世界において、3年続けて最優秀を獲得するというのは、過去を振り返っても偉業と呼べるものなのだと思われます。
今回、関連する速報の中で、日本人アーティストとして初めてVMAメインショーのステージに立った千葉雄喜さんのことが触れられていました。Mamushi feat. Yuki Chibaを生でステージ演奏されたということで、これも今後日本のアーティストの方が世界に向けて発信される大きな一歩となっていることと思います。
テイラー・スウィフト プロフィール
テイラースウィフトさんは、1989年12月生まれ、アメリカのシンガーソングライターです。
2004年にはプロ活動を開始されています。
2009年第52回グラミー賞では最優秀アルバム賞受賞、2010年、リリースしたSpeak NowはBillboord 200で初登場1位、一週間に27万8000ダウンロードのギネス記録を打ち立てています。
経歴を見る限り、2004年に活動開始以来、常に音楽業界のトップシーンで活躍をしておられるようで、2004年頃といえば、ケーブルテレビで音楽関係チャンネルが急拡大しだしたころと思われ、今では、巨大市場となっているわけですが、この20年という長い時間、彼女はこのマーケットを支え続けてきた存在なのかもしれません。
これだけの長い期間、世界の第一線で活躍を続けるアーティストはそう多くはないと思いますし、その活躍も際立っていることから、この異例の3年連続受賞につながったのかなと思っております。
テイラースウィフトが受賞の年間最優秀ビデオ賞(2024 MTV Video Music Awards)とはどんな賞?のまとめ
- MTVとはMTVとは、1981年8月1日に開局したアメリカのケーブルチャンネルで、音楽業界を現在の華々しい市場にまで成長させてきた立役者の一つともいえるのかもしれません
- MTVが贈る年間最優秀ビデオ賞とは全米最大規模の音楽授賞式で授与される賞です
- 過去の年間最優秀ビデオ賞受賞者はその年のトレンドや音楽シーンを象徴するミュージックビデオを送り出された方々ですが、複数年にわたり受賞されることは極めてまれです。
今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
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