こんにちは、Makoです。
今日は、「NHKスペシャル 悲しみを癒やす人生レシピ 栗原はるみの“ひとりごはん”」で、栗原はるみさんが、誰もがいつかは迎える悲しみとどのように向き合っていかれたのかが語られるかもしれません。
栗原はるみさんを支えることになった100のやりたいことリストというのが有名ですが、具体的には何をやりたいとリストアップしたんだろうと思われた方も多かったのではないでしょうか?
今日は、番組放映をまって、栗原はるみさんが何をリストアップされたのか、取りまとめてみたいと思います。また、そのリストは、息子さんである心平さんの勧めで作成されたといわれています。
その時、心平さんははるみさんにある言葉をかけられたようです。その言葉が無ければ、リストはできなかったかもしれないとても重要な言葉です。
栗原はるみさんの100のやりたいこと
インターネット上にいくらかは拝見することができますが、番組内で関連情報がいただけたら、それらも取りまとめてご案内させていただきます。
さきほど、視聴させていただきました。とてもよく仕上がった番組だったな。いつも、はるみさんについて描かれるドキュメントは美しいな。そんな印象でした。
でも、今もまだ、寂しい感じと向き合ってらっしゃるんだなと、少々切なくもなりました。私が、玲児さんの立場だったら…という思いが普通に心の中に浮かび上がってきました。
私はなぜだか、妻よりも先に旅立つような気がしています。その逆は、全く考えられない。そして、もし私が先に言ったとき、妻がはるみさんのように寂しがっていたら..
はるみさんも、ご自身で言われてましたよね。(玲児さん)「怒ってるよね」と。でも、私は妻がそのようにさみしがっていたなら、私が思うことは「何してんの?」と、軽ーくそんな風に思っているんだと思います。
妻も、いまだに、肉体を離れた後にづっと続く世界が待っていることに関して半信半疑です。私からすれば、なんでこんなにたくさん、あちらの世界のことを語る人がでてきているのに、それを信じようとしないのか不思議でなりません。
まるで、そこは考えてはいけないところのように、その世界があることにふたをしてしまいますよね。
でも、妻には考えてみてほしいんです。あなたが機嫌が悪い時、言葉とか態度にしなくても、なんだか居心地にの悪さが私に伝わってきます。体で感じることでないことは明らかです。
体の外に何かあるということが、これほど明らかなのに、なんでそこを認めないんかねえ。。と。妻に対しては思うんです。
「何してんの?」というのは、あなたが悲しんでいる気持ち、そのまま私に伝わってるんだけど。あなた(私の妻)には目に見える体が全てかもしれないけど、私にとっては体は意味をなさなくて、あなたが感じて思っていることが全てなんだけど。
悲しんでるのは、そのまま伝わってくるんだけど。
でも、あちらの世界からすれば、妻が悲しんでいる時間など、ほんの瞬きするほどの短い時間。だから、別に「悲しんでいる」事を嘆きもしません。 また一緒に感じ合える時が来ることが約束されているから。
つかの間、体をもてるものと、もっていないものが、一瞬離れたように感じるだけの事。もっと正確に言うなら、体が心のつながりを見えにくくしているだけの話。
でも、だからと言って、体をないがしろにしてはいけません。体は、同じように体しか見えないその世界にいる人たちに、どう過ごしてけばいいのか見せて教えて親切にふるまうために使うべきもの。
肉体の目には、別の人の心に触れるために、肉体は必要なんです。だから、今は、肉体は大切にして、誰かに喜びを与えないといけない。
なぜですかっていうと、その目の前の人、あなたを取り巻く、目に映る全ての人の心が、私の心と繋がってるから。だから、目の前の人に親切にして、喜ばせてあげてください。そしたら、あなた(私の妻)の周りの人を通じて、私もそこで喜んでるから。
なんどもなんども、こんなことを妻には話して、わかったような顔をしてるんだけど、なかなかわからないみたいだね。
あなた(私の妻)は三角形の底辺の一つの角にいてるのね。頂点には神様がいるの。(他界した)私はその神様のあたりにいるの。あなたの周りの人は、三角形の底辺のもう一つの角にいてるのね。あなたは、その別の角にいてる人と真につながろうと思えば、遠回りをしないと繋がれないの。
直接その角に向かって進もうとすると、ぶつかるの。そうじゃなくて、その人と繋がりたいなら、必ず、頂点の神様に、「あの人と繋がらせてくださいね」ってお願いしてから繋がるの。本当のつながりは、頂点にお願いしてからでないと繋がらないの。
逆に、頂点にお願いして繋がろうとして繋がらないことは絶対にないの。あなたが私につながりたい時も同じ。頂点に、私と繋がらせてくださいっていってくださいね。その時確実につながってるから。
そしてその時、悲しみとか、不安とかは消えてることに気づくから。私はもう何年も、頂点に思いをはせることで、悲しみや不安を振り払うということを繰り返していることを、そばで見て知ってるよね。
この世界は、不安だとか、悲しみがやってくるようにできてるの。でも、その世界が全てではない。ちゃんと全うした後には、また次の世界があるということを、そろそろ理解した方がいいよ(と妻に)。
君は、着物をのことに一生懸命だけど、それはそれでいいんだけど、それは気を紛らわせているに過ぎない。本当の安らぎだとか、もっというなら、私にとってもありがたいのは、頂点に5分だけ想いをはせてくれること。
すると、失敗なく、こころがやすらぐから。それでも、またすぐ悲しみが迫ってきたら、それはため込んでいた悲しみが、また一つ心の表に出てきただけの事。そしたら、また頂点にお願いしてね。それを繰り返しておけばいいの。そのうちに、かならずおちくつから。もう僕があなたの隣にいないと思っているのは、僕から言わせれば、ナンセンス。
その目に見えていなくたって、確実に僕はそこにいてるんだから。
今日の番組をみて、私は私の妻に、こんな言葉を残すことができました。この番組に感謝します。
ところで、100のリスト、番組の中で、少し携帯画面に垣間見えたのですが、なんだか盗み見をしたような気になるので、ここに記すことはやめますね。
でも、大したことは書かれてないです(笑)。栗原はるみさんでなければできないようなとてつもないこと..とかそういうのは、全くなさそうです。
自分に無理なくできること、そんなことを気づいたときに書き留められている…そんな感じです。でも、人にやさしく寄り添うことにつながるようなことをやられているときの笑顔は素敵です。
人にやさしくできるとき、その時、無意識に、三角形の頂点にお願いしているのと同じような心の働きがあるといいます。
そうでなければ、人にはやさしくなれないから。優しくなるためには、三角形の頂点から力を借りることが、絶対に必要なんです。自分一人で優しくなれると思うのは、傲慢とも書かれていたりします。
必ず、どうぞ力を貸してください!って、自分の心の中に住まわっている、三角形の頂点にお願いしてね(私の妻へ)。
そうした毎日を送っている限り、寂しくはないし、取るに足らないほどの時間に過ぎないから。そのあとも、またそのあとも、ずっと一緒の旅は続くんだからね。いっとき、「あれ?離れた?」って思ってるだけだから。
待ってる側はそれがわかっているから、それほど心配はしてないよ。とにかく、そこに体があるうちは、周りの人に親切に親切に。それが、その体に与えられた役割だからね。それはそれで、全うしてください。
私の妻は、私のブログなど読むこともありませんが、栗原はるみさんのことはネットで調べたりするファンなので、もしかすると、この記事を妻が見つけてくれることをちょっと期待して、この記事は終わりにいたしますね。
ということで、このブログを読んでくださった方にお伝えする、100のリストに関する私のまとめとしては、「自分ができる、誰かのためにやさしくできることを、リストにしてもいいんじゃないでしょうか。でも、なくても何ら構わないと思います。いつも、誰かのことを大切にしようという思いで、少し神様に「力を貸して!」って自分の心に問いかければ、5分もすれば、少し穏やかになっている自分の心に気づくと思います。
わたしは、3年前くらいのとてつもない不安感に襲われることがあり、しばらくそれにどう対応したものか苦労をした覚えがありますが、その時、書物から、ここまでにお伝えしたような対処法を学びました。
栗原はるみさんとご家族の関係
1973年 栗原玲児さんとご結婚
1975年 長女 友さん誕生
1978年 長男 心平さん誕生
長男心平さんがはるみさんにかけた言葉は何?
心平さんは、お父さんである玲児さんがお亡くなりになられた後の、はるみさんの悲しまれるさまをとても心配されていたようです。
でも、はるみさんの気持ちもよくわかるんです。40年以上も連れ添った愛する方がいなくなってしまう日常というのは、本当に耐えがたいことだと思うのです。
いや、その寂しさは、その時になってみない事には、同じレベルで感じることはおそらく不可能でしょう。それでも、だれでもが、前に進んでいかなければならないんですよね。
今、私ははるみさんより年下ですが、今の私の年齢だと、心平さんのように悲しむ母親を引き上げる言葉は出てこないかもしれません。年齢的には、はるみさんに必要以上に共感してしまうせいだと感じます。
でも、お若い息子さんは、それよりも、何とか助けてあげたい、そしてそうできるはずだという信念が強いんでしょう。
「いっしょにやってあげる」という意味の言葉を、100のリストを作る提案と一緒に、はるみさんに告げられたとどこかで読みました。
ここに、わたしは心平さんの覚悟のようなものを感じるのです。ただ100のリストに生きがいを見出してね!といわれただけで、失意の底にいるにいるひとが、そうそう動けるものではないと思うのです。
もちろん、はるみさんご自身の、何とかしなければという思いも強く働いていたとは思うのですが、その思いを支えてくれたのが、心平さんのマインドであり、そのマインドがあらわれたのが「一緒にやってあげる」という言葉だったのではないかと思うのです。
栗原はるみさんの現在の活動状況は?
雑誌の連載、テレビでのご活躍など、栗原はるみさんご自身というよりも、ファンを巻き込んでの活動状況はとどまるところを知らない勢いのように感じるのです。
その一つ一つがとても心こもったものに思えるのです。はるみさんが考案されているグッズ、なんてお洒落で機能的で、使って満足感を与えてくれる品々なんでしょう。
私は男性で、料理は思い立った時に、しばらくはやる!みたいなレベルなのですが、やるからには本格的、でも、無理のない範囲でやろうとするタイプなのです。そんな私が、レシピとしていつも参考にさせていただくのが、栗原はるみさんなんです。
レシピの内容がどうなのか、他と比較したことはありませんから、正直あまりわかりません。でも、料理をあまり知らない男の感性でも、「お、このひと手間は、これ、いいやん!これは、絶対心こもってうまくなる!」と確信させるようなレシピなんですよね。
今、栗原はるみさんの活動は、そんな形で、料理のイロハも何も知らない男性にまで到達しています。まだまだはるみさんの教えを請いたいという人は、たくさんいると思いますし、はるみさんの活動も、ますます日本や世界中に浸透していくさなかなのではないかと感じています。
今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
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