こんにちは、Makoです。
樹木希林さんといえば、数々の名言が思い出されますが、その名言、いったいどんな考え方からうまれるんだろう?と疑問に思うことはありませんでしたか?
今日は樹木希林さんと本木雅弘さんの関係から、樹木希林さんの人に対する考え方を考察してみたいと思います。
本木さんを支えた、樹木希林さんの考え方とは?
徹子の部屋に出演の本木雅弘さんを支えたのは樹木希林さんの考え方「人生はその人のもの」
本木雅弘さんと樹木希林さんの出会いは、非常にユニークで象徴的です。1989年、当時はシンガー・俳優として活躍していた本木さんと、既に日本の映画・ドラマ界で確固たる地位を築いていた樹木さんが出会ったきっかけは、彼女の娘・也哉子さんとの交際でした。
樹木さんは也哉子さんがまだ18歳という若さで本木さんとの結婚を決断したことを、「早すぎる」という声もある中、むしろ積極的に後押ししました。彼女は「娘の人生は娘のもの」という考え方を持ち、本木さんの真剣さを見抜いていたのです。
娘の人生は娘のものとした考え方には、目の前のことに口出ししたとて、何らその状況を変えることは無いという基本的な考え方が宿っていたのではないでしょうか?
よく物の本に言われるところですね。目の前の出来事を受け入れなさいと。受け入れるってどういうことですか?ただ黙って、見過ごせということですか?と言いたくなるんですけど、そうではないようです。
受け入れるというのは、まず、その人が笑顔になることを願うこと。きっと、樹木希林さんは、娘さんの幸せを願い続けていた結果、その決断の先に、望まぬようなことが起こる可能性などというのは微塵も考えていなかったのではないでしょうか?
たしかにそうですよね。口を出すということは、その先に起こるかもしれない何かをイメージしているということ。樹木希林さんは、そんな先の事を考えている時間があるのなら、今娘の幸せを願おうとされていたのかもしれません。
徹子の部屋に出演の本木雅弘さんを支えたのは樹木希林さんの「干渉しすぎない」距離感
本木家の特徴の一つは、大家族の中での深い絆と対話です。特に樹木希林さんは、「風変わりで自由な母」として本木さんや也哉子さんの人生に独特の影響を与えてきました。
樹木さんは結婚後も娘夫婦との距離感を大切にしつつ、彼らの生活に深く関与していました。例えば、同じ敷地内で暮らしながらも干渉しすぎない姿勢を貫き、「家族は一つのコミュニティであり、個々の独立を尊重するべきだ」という価値観を示していました。
このような家庭環境は、本木さんの俳優としての成功にもつながっています。妻の也哉子さんが家庭の安定を支え、樹木さんが人生や仕事の師としてアドバイスを送ることで、本木さんは安心して俳優業に専念することができました。
特に樹木さんは、本木さんの挑戦的な役柄選びを後押しし、「役者は役を通して自分を超えるべきだ」という言葉を投げかけていました。
徹子の部屋に出演の本木雅弘さんを支えたのは樹木希林さんのからの哲学「人としてどう生きるか」
本木雅弘さんが俳優として国際的な評価を受けるきっかけとなった映画『おくりびと』(2008年)は、樹木希林さんの影響があったと言われています。
当初、本木さんは「納棺師」という仕事を描いた題材に戸惑いを感じていましたが、樹木さんの「大衆が知らない世界を映し出す役者は強い」という言葉に背中を押され、この役に挑む決意を固められたようです。
この映画はアカデミー賞外国語映画賞を受賞し、本木さんの俳優人生における大きなターニングポイントとなりました。
また、樹木さんは本木さんに対して「俳優としての自分の限界を決めるな」と常に言い続けられたといいます。
その影響は、彼が選ぶ役柄の幅広さにも現れています。樹木さんのアドバイスは単なる技術的なものに留まらず、「人としてどう生きるか」という哲学的な問いをも提示していたのです。
よく言われるところでは、「限界を決める」というのは、言葉変えると、「自分にはここまでのことはできる」という考えに基づいていて、それはたいそうに傲慢なことだといわれたりします。
そんなこと言われても、子供のころから学校で教わったことは、何かを「できるようになること」ばかりだったのに、急に「自分にはできる」と思うことが傲慢であるといわれても…
言葉というのは不便なもので、文字通りに考えてしまうのですが、ここでいうできることは無いというのは、「何かができる」陰には誰かの「お陰」があるということのようです。
樹木希林さんの考えの根底にある「限界を決めるな」という言葉の裏には、自分でここまではできるとかできないとか考える暇があったら、その陰、そのことの周りに見える人たちに感謝してなさいと。そして、自分にできることを自分で決めるのではなくて、お陰となって支えてくれるそういった周りの人が「やってください」と持ってきたことは、その人に感謝して、とにかく動いていればいいじゃないの..
そんなことを伝えようとされていたのかなと思うのです。
徹子の部屋に出演の本木雅弘さんを支えたのは樹木希林さんの「価値観」
樹木希林さんが2018年に逝去した際、本木雅弘さんは深い悲しみに包まれましたが、彼女の「死」を受け入れる姿勢に大きな影響を受けました。
希林さんは自らの余命が限られていることを知った後も、家族に対して「死を恐れず、むしろ自然の一部として迎え入れることが大切だ」と語り続けたと聞きます。
その言葉は、本木さんが「喪失」をどのように受け止めるかという精神的な支柱となったのではないでしょうか。
彼女の最期の時期、本木さんは仕事を調整してできる限り寄り添い、病床での会話を重ねたといいます。
樹木さんの「人生に無駄な瞬間は一つもない」という哲学は、彼の人生観に深く刻まれました。現在、本木さんは樹木さんから学んだ価値観を、次世代に伝えるべく活動をつづけられているということなのかもしれません。
本木雅弘さんの過去も支えた樹木希林さんの名言につながる考え方とは?のまとめ
本木雅弘さんと樹木希林さんの関係は、単なる義理の親子を超えた深い絆に基づいていたようですね。樹木希林さんの言葉や生き方は、本木さんの人生に計り知れない影響を与えました。
樹木さんから受け継いだ価値観を胸にした本木さんのご活躍が、今後もますます楽しみです
今日も最後までご覧いただいて、ありがとございます。
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