こんにちは、Makoです。
徹子の部屋の中で、風間俊介さんが語られた母方のおじい様からの言葉「頑張らなくていいから、一生懸命やりなさい」という言葉に、その違いは何だろうと思われた方もいらっしゃったのではないでしょうか?
今日は、風間俊介さんのおじいさまからの言葉の意味を考えてみたいと思います。
徹子の部屋で風間俊介さんが語られた「頑張らなくていい」の意味
日本に限らず、「頑張る」に相当する言葉には、常に最善を尽くすべき等意味でのプレッシャーのようなものが伴うようです。日本では、「頑張る」という言葉のすぐ後には「結果につなげる」という考えがセットになっているように感じます。
このような理解の中では、「頑張らなくていい」という言葉は、結果を出さなければというプレッシャーから解放するような力があるように思われます。
「頑張る」という言葉には、ニュアンスとしては、「無理してでも継続して努力する」という理解を伴い、体力的にも、精神的にも、とにかくできるところまで、結果が出るまでやり通そうとする決意のようなものを感じます。
おじいさまは、まず、その結果にこだわり、無理を続けるということに対する危惧を伝えようとされたのではないかと思うのです。
徹子の部屋で風間俊介さんが語られた「一生懸命」という言葉の意味
対して、一生懸命という言葉には、「心からそのことに取り組む」というようなニュアンスを感じられないでしょうか。それぞれの言葉の文字を追ってみても、その違いが伝わってきます。頑張るという言葉が「かたくなに」「はりつめて」と緊張感が持続する雰囲気を伝えてくるのに対して、一生懸命という言葉の文字には、一生いのちをかけて。。とよくわからない言葉のように感じますけども、命を懸けてというところを理解すれば、言葉のニュアンスをつかみ取れるかもしれません。
命というのがどこにあるかというと、色々議論もあるかもしれませんが、言葉のニュアンスとしては、心という言葉をイメージする方も多いのではないでしょうか。おじいさまは、誰もが抱くであろう言葉のイメージをもって俊介さんに大切なことを伝えようとされたように感じます。
一生懸命という言葉を別の言葉に置き換えるとするなら「心をこめて取り組む」という言葉がそのニュアンスをよく含んでいるように感じます。
頑張るという言葉に、そこに心が入る余地がないほどの緊張感を感じるのに対して、一生懸命というのは、誰か人のことを考えて、誰かのために何かに取り組む、そんな姿がイメージされます。
徹子の部屋で風間俊介さんが語られた「頑張らなくていい、一生懸命やりなさい」は結果よりもプロセスを重視する考え方
「頑張る」という言葉は、先にも言った通り「結果」にこだわった言葉と言えそうです。頑張らなくていいというのは、結果にこだわらなくてもいいということ。おじいさまが大切にしなさいと教えたことは、ずばり「プロセス」だったのだろうと思います。
この「プロセス」というのはなんでしょう?教育の多くは、結果を残すための学びであったと感じることはありませんか?
どんだけ頑張っても、結果が出てこなければ、評価されることもない。これは、学校を卒業して、社会に出てから、まさにそんな状況で生きていくことになりますから、学校がその状況に即して教えをおこなってしまうことは、しょうがないコトともいえるでしょう。
ただ、最近では多くの人が気づきだしています。いったん手にした結果というのは、ほんとにもろくも、あっというまに失われていく。そんな風に気づきだした人が、今、何を大切にしだしているかといえば、プロセスの方ですね。
ここでいうプロセスというのは「誰のことを」「どう思って」行動するのかということですね。多くの人が気づきだしたのは、「自分以外の誰かのために」「やさしい気持ち(心)をもって行動する」、そうしたところに、失うことのない何かを得ることができるということに気づきだしているように思います。
風間俊介さんのおじいさまが最後に残された言葉には、「誰かのためを思いながら」「何かに取り組む事」の大切さを伝えようとされたのだと感じました。
頑張るという言葉には、なぜだか「自分のために」という意味合いがたくさん含まれてしまうように感じます。もちろん言葉の上で「誰かのために」頑張るという分は成り立つのですが、自分の過去を振り返ったときに「頑張った」という状況は、「自分のため」というのが大半であったような気がするのです。
徹子の部屋で風間俊介が語る祖父の言葉「頑張らなくていい、一生懸命やりなさい」の意味のまとめ
徹子の部屋で風間俊介さんが明かされた、祖父が残した大切な教え「頑張らなくていい、一生懸命やりなさい」。おじいさまは、言葉の持つニュアンスまで的確にとらえながら、人生の最後の瞬間をお迎えになられたことにまず驚きます。
今、風間俊介さんが芸能界という世界で成功を収めている理由は、誰にも説明できないのだと思います。おそらく、風間俊介さんご自身をもってしてもわからないことでしょう。
おじいさまは、この先も風間俊介さんが迷うことなく歩んでいけるように、人として唯一大切なことを教えようとされたのだと思います。 その伝えたかった内容は「一生懸命にやりなさい」という短い言葉に託されました。そして、その意味するところは、「心を込めて取り組みなさい。心を込めるとは、誰かのことを想って、やさしい気持ちで取り組むこと」。そんなことを俊介さんに伝えられたかったのだろうと思います。
今日も最後までご覧いただいて、ありがとうございます。
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